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2010年1月13日水曜日

本物の社長力を見た!






自分が全てに精通しないと社員に具体的な手順を教えられない

 今日の講師は建築図書の販売会社であり、経営や不動産、相続等のイーラーニングの運営や図書を販売するリンクジャパンの代表取締役である相原稔さんにお願いし、「自分の技量が部下の技量。上司は常にチャレンジ」という題目で講話をお願いした。現在70歳でありながら、老いのかけらも見せない相原さんの風貌に先ず息を呑んだ。次に普通の言葉でゆっくりと丁寧に話されるのだが、何とも言えない「迫力」が感じられる。実にタンタンと飾り気のない言葉で話されるのだが、人を引き付ける迫力がある。後で判ったことだが、こう感じたのは、実は私ばかりではなかったようで、会員には同じように感じた人が多数居た。

 現在この会社は国土交通省管轄の社団法人で専門学校を開校されているそうで、社団法人としては始めてのケースとのこと。一級、二級建築士の受験予備校的な意味合いを持つ内容とか。元々、その方面の図書を訪販で販売する大手企業に就職されて、競合会社へヘッドハンティングされた方なのだが、その決断をしたきっかけとなったのが、幹部社員の「やれるならやってみろ」という一言。自身はこれを幹部社員が自分に対して真剣に期待を表した言葉とポジティブに解釈することにしたと語られた。手厳しい転職の洗礼だったが、自分を奮い立たせてくれた貴重な一言だったと。それはまた50歳の自分に必要だった人生への新しいチャレンジ、そして結果を速く出すといった強い意志の高揚、会社にとって、社員にとって一番必要なモノは何かと、即ち自分の役割というものを意識づけるキッカケになったと。

 新しい会社にとって何が先ず必要か?それを商品と販売スキルのアップに位置づけて、それを整えることでようやく戦闘態勢が整い、会社が前に転がりだしたら追い風までが吹いてきたと語られたが、支えてくれた人の支えがあったればこそと、人への感謝の気持ちも忘れない。久しぶりに本物にお目にかかった珠玉のモーニングセミナーとなった。相原さん、素晴らしいお話を有難うございました。


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