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2010年4月14日水曜日

絆(きずな)


 「倫理」とはいつ誰が実行しても健康になり、家族が仲良くなり、仲間が良くなり、商売が繁盛する行いであるということから始まった今日の講話。講師は荒川区で10軒の美容院を経営(実際はご子息が社長で継がれている)されている実務の経営プロである。私たちは経営者なので、商品と倫理の実践の度合いによって微差のはずが大差になるという、細かなこと、小さなことの積み重ねが信用になり、切っても切れない絆となって、企業を繁栄に導くことに繋がっていく。絆の意味は「何かをしっかりとつなぎとめておくこと」で、必ず綱の先には何かが存在する。それとしっかり結ばれて切り離すことのできない一体となった時、そこに究極の倫理の姿があるとも言える。そのことを癌で亡くされた奥様との闘病生活を例に出して語られるくだりは凄ささえ感じさせた。
 ご自身は浄土真宗の信者と語られ、親鸞聖人の教え「人生の四大不幸」をクロージングとして話された。
   1.幼い時甘える両親がいなかった
   2.青年期に打ち込めるものが見つからなかった
   3.壮年期に自分のポジションが決まらない
   4.老いては子供に先立たれる
 こんな人生を送っていないだろうか?大丈夫、自分には当てはまらない。今のところ幸せな人生でした。
  「明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかわ」 親鸞上人

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