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2010年8月20日金曜日

人生に目的のない人が大多数になった世の中の行く末


 大げさなタイトルになってしまったが、8/18のMSの後、稲村ガ崎の石橋一魁先生のところにお邪魔してお話を伺ったときに言われた言葉が印象的でした。今の日本人に「あなたは幸せか」と聞けば八割がた「はい」と答えるだろうが、それは一億総白痴化減少そのものである。この国の将来が描けるのか、国民がどうしようとしたいのか、それに対して今、自分はという考えるかという質問に対する答えにはなっていない。自分の今が良ければ良しと皆が考え出したら社会が国が持たないということではなかろうかという話だ。
 長い歴史の中で受け継がれてきたものはほとんどが失ってはいけないものだろう。それは残されてきた理由があるからだろう。しかし、それを簡単に捨ててしまう習慣は、与えられることに慣れた今の世代には当然のことのようだ。怖いことに習慣は人格(国民性)になる。
 先生はこの春から金沢大学で教鞭をとっておられるだろうが、その講義のテーマは「人間にとって一番大切なもの」という人間の根幹に関わる問題だそうだ。講義がおわると学生からリポートが提出されるが、それが一冊にまとめられていた。内容を見る限り、学生には役に立っているようだ。問いに対する答えはいろいろとあるかも知れないが、先生の答えは「(他)人にたいする愛」ということではないだろうか。

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