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2010年10月7日木曜日

人を大切にする社会を作りたい。そのことに参加できる仕事がしたい。


 今朝のモーニングセミナーの講話者は(自分の体験としては)一番若い講話者で、大学生の田中悠太さん。といっても鎌倉市倫理法人会の会員で、父上も会員とのこと。倫理活動に対する熱意は並々ならぬものがあるようだ。こういう若い人が「倫理」と向かい合っている動機に大変興味を持って話を聞かせていただいたが、最後には若者独特のすがすがしさが印象的だった。
 話の内容は三部からなり、起承転結が図られていた。
 1.自己紹介
 2.倫理法人会を自分はどう見ているか
 3.就職活動について
ということで、最後は就職先として内定を貰っているアチーブメント社へ至る道筋が語られた。大変明るく意気揚々とした若者であるが、中学・高校と大きな挫折と原因不明の頭痛に悩まされ、夢や希望を失った時、自分に差し伸べられたのは両親の暖かい包容力だったと述懐されたが、この時、父上は倫理法人会で活動されていたということだ。両親の導きによって「苦痛」という現実の捉え方が変わり、それを契機にプラス思考へ転じたことが、病根の発見につながり、沖縄の温熱治療で病気から脱出できたということだ。この一連の変化の中で学んだことは「人を大切にすること。どんな人にでもその人の存在そのものを否定してはいけないこと」だったと。
 父上に連れられて入会した倫理で学んだ「姿勢・挨拶・返事」の基本は難関の就職戦線でも大いに役立ったそうで、二万人の応募の中から内定を得た30名の一人になれた大きな要因だった。選考過程で行われた採用のプロセスはコンサルタント会社ならではの手法であろう。選考過程で会社を知ってもらい、学生のポテンシャルを把握し、ロイヤリティーを上げ、会社にふさわしい人材であるかどうかを測るというモノで、時代性と企業特性を感じる一方で、そういう場を将来を見つけようという若者たちはみんな欲しいのではないかと感じた。またそういう考えを持つ若者が増えて欲しいとも。

 学生が今、会社を選ぶポイントとして上位三項目が紹介されたが、まともなもので安心した。時代性はもっと後位に出てくるかも知れないが、・・・
 1.一緒にやりたい人(経営者・従業員に)がいるかどうか
 2.その会社で自分がやりたいことが出来そうかどうか
 3.その会社の将来性はいかに

人材教育のトレーナーとして、深く日本の社会に貢献していきたいという若者の将来に、エールをお贈りしたい。有り難うございました。
 

 

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