持参された資料を使い、上記の結論を導き出されるお話には説得力があり、特に製造業に携わる企業オーナーにとって、日常的に起きていることであり、示唆に富んだ例題がたくさんちりばめられており、大変に参考になったと思います。今をときめく世界的大企業であっても儲けているのは川下、即ち消費者に一番近い部分で儲けており、モノづくりで儲けるという構造から脱却し、ソフト・サービスという部分で競争力を発揮できているから儲かっているというお話は、本来日本が見よう見まねで一番得意にだった部分で、競争力がなくなっている日本の実情と方向性を物語ったものでした。
もう一つは人口(人口の年齢構造)構造的に日本経済、世界経済を分析した話は事実と照らし合わしながら経済の流れを説かれた切り口は正にリアルで説得力が強かった。従って、これから世界のどの国と経済関係を強くする必要があるのか、その見方についてもロジカルな考察があった。
日本企業がどんどん世界に出て行き(生産拠点を求めて)、その後の日本に何が残るのか?この問題は国を挙げて取り組まないと二度と世界のリーディングカントリーの看板は戻ってこないという現実が重く日本にのしかかっていることがよくわかりました。
景気は気持ちの問題であり、個人個人全部違う、良い悪いは何時と比較してということなのだが、もはや1980年代までの繁栄は二度と戻って来ない。今を現実として捉え、将来を見ていくことが企業経営の舵取りであるというお話でした。
もう少したくさんの方々に聞いていただきたいお話でした。三澤様、ありがとうございました。
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