さて、時間が押して始まった講話ですが、27歳の研究員である柳下文寛氏は自身の体験談を元に要領よくおまとめになった。倫理実践の実践とは今までやったことのないことをやることであり、実行と違って、一歩踏み出すという意味があると述べられた。従って、やったことのいないことをやることにつきものの「失敗」は在るかも知れないが、たとえそうだとしても何か見えてくるものがある。それが大切ですと述べられた。
家庭倫理の会に入会していたご両親に出来た8人兄妹の三男で小田原出身、27歳。父親は最盛期8店舗を構える地域スーパーで元々が八百屋さん。バブルがはじけて店が一店舗までに縮小をやむなくされ、子供のころに母親の苦労を目の当たりに見て、父親への憎悪を抱いたが、母親の脳梗塞により本当の父親の内面を見て、それが間違いだったことに気が付き、家族が一本にまとまったこと。そして倫理研究所に入社し、富士倫理学院の二年間で得た体験等々、実践で見えてきた物事の本当の姿を発見すること見極めることの大切さ等々。
「今年の目標は何でしょうか、大きく持ってください」と云われる。具体的であれば具体的であるほど良い。求めなければ何も与えられない。求めた人のみが得られるという事実は古今の例を見るまでもありませんと。
年の初めにふさわしい心の持ち方をお話しいただきました。ありがとうございました。
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