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2012年3月15日木曜日

クレド(信条)を使った組織改革  中筋宣貴 氏

今朝は会長の挨拶に続き、新規入会社の認証式が行われました。足立久則さんと片山一弘さんのお二人で、お二人は友人関係にあるとお聞きした。業務の関係で、足立さんはしばらくこの会においでにならなかったが、今回正式に入会されたということです。ご存知のかたが沢山おられるが、非常にまじめな会員として目に焼付いたものが在る方です。今後のご活躍をお祈りすると同時に、会の若返りのためにもこういうう方々に早く幹事をやっていただいて、会の若返りを図るべきだと私見ではありますが、心強く思いました。

 講師の中筋氏には以前お越し頂いたことが在るので、記憶にある方もおられるだろう。筆者も以前お話をお聞きし、定期的にメルマガを送っていただいています。

 さて、短い時間で二時間のプログラムを話すことは至難の業であり、今日は最初のイントロの部分を伺ったにすぎないようで、後日、追講義が行われるとのことです。

 論旨はモノが飽和状態である時代で、必要なのはコンペティションではなくハーモニー、協調、協奏である。物の品質や性能が一定レベルを超えている状態にあって、売れるか売れないかは
それを売る人の人間力に掛かっている。あの人からは買いたくないが貴方から買いたいがという時代であり、広告宣伝やプロモーション、価格が絶対条件ではない時代である。従って、コンシューマーサティスファクションの前にエンプロイーサティスファクションが来なくてはならない。企業は株主のためにあるという風潮が市場原理主義が持てはやされた時代には蔓延したが、実は従業員に愛されないような会社は先には続かないし、いい会社になる筈はないということで、21世紀はエンプロイーサティスファクションの時代であると結論付けられた話であると想像する(最後まで聞いたわけではないので想像と云うことにした)。

 企業理念は経営者が決めるべきサブジェクトであるが、それを実現するプロセスは従業員が造るべきであるということだ。会場で簡単なワークショップをやってみたが、それが次の作業である:

 Q1.仕事をする上で大切にしていることは何ですか?(主観的切り口)
 A1. →3個

 Q2.あなたが仕事を通じて社会に提供しているものは何と思われていますか?(客観的切り口)
 A2. →5個

この3項目、5項目から何を考えて仕事をしているのか明確になるそうだ。ちなみに自分の造ったものを紹介すると:

 「お客様に心のこもったサービスを提供し、お客様に気付きと向上心をもたらすこと」。ちなみにこれは筆者がやっている映像と画像を使ったゴルフクリニックの話である。

要するに、社員の中に参加し貢献どころか居ても居なくてもいい的な存在をなくし、役に立っている、必要とされている、あてにされているそして感謝され、喜んでいただいているという意識を持ってもらうことにより、企業の人材面での底上げにつながり、企業力がアップするというプロセスに帰着する。人間が本来持っている前向きのこころや向上心、人のために役立ちたいという思いを拾い上げて一つ大河にしていく仕組みと思いました。これはいみじくもタイトルに出ているように社員の一人一人の顔と名前が判る規模の企業には極めて効果的だろう。自分の体験からもそう評価したい。

 



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