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2013年1月16日水曜日

魅せるマナーの極意 東京都新宿区倫理法人会会長 新倉 かずこ 氏


901回目のMSの講師に新宿区倫理法人会の会長新倉かずこ氏をお迎えした。昨年の9月から新宿区の会長をお勤めになっている。

そもそも保険会社で31年のキャリアを経たうえで、現職のビジネスマナーの研修を請け負う会社を起業されたというキャリアをお持ちで、保険会社時代、教育担当を務めた18年間のノウハウが礎になって、その上に倫理の勉強が乗って、今日の新倉かずこ氏(自分)が在ると表現された。

サラリーマン(サラリーレディーかも知れないが)時代の信条は「人生の最高の時に辞めたい、引き際を大事にしたい」ということで、引き際の美学を大切にし、そのためには辞められる環境を作るという人材・後継者作りに留意してきたと云われるだけに、堂々たる押し出しというかオーラをお持ちである。

マナーとは「自分の心の内を見えるように形に変えること」だと表現されたが、その前提には相手を受け入れるということが先ずあるわけで、何事も自然体で対処できるようになったのは企業を辞めて独立し、倫理の勉強を始めてからであるとのこと。何事も無駄や不要なモノを徹底的にそぎ落とし、シンプルにした上で心を込めることが重要で、そうすれば、相手によりよく伝わる。

雨が嫌いだから何度も傘を忘れる、子どもの頃の父親の酒乱がトラウマになって苦手な男性のタイプを引きづって来た、男性とうまくいかないケースがあるのは父親を受け入れられない自分が居たと悟り、雨が嫌いな自分が居たから傘をしょっちゅう忘れるという自分が居たことに気が付く。自分は自分の目には見えない人たちのお蔭も実は受けていると思えるようになったとき、不思議と自分の苦手や課題が克服できていくことに気が付いた。

子どもの頃からお母さんに「どんな時でも笑って過ごしなさい」と躾けられたが、このことばを本当に理解できたのも倫理の実践の中でしたとお話になった。

何事にも心を入れて対峙すること。特に「慣れ」が恐ろしいとも。すべからく、間、呼吸、波長といったものを感じ取ることが魅せるマナーを形成するうえで重要であると最後に結ばれました。有難うございました。

今、ビジネスと倫理活動を通じ幼いころの自分が描いていた夢に近づきつつあるという自分自身の表現に共感を覚えた1時間でした。

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