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2015年1月23日金曜日

1000回記念モーニングセミナー 「終始一貫は成功の道行」 倫理研究所 名誉研究員 松丸 靖 氏

 新年を迎えて、21日(水)、今朝は当会の第1,000回目のモーニングセミナー
が開催される。横浜中央倫理法人会からも是非参加したいとお二人の幹部(萩野さん・
高橋美緒さん)が手を挙げていただいたので、今朝は富岡へ寄り、次に栗木に寄り、何時も通り、朝比奈峠を越えて湘南海岸をひた走り、生憎天候は今一つで、出足が心配されたが、その心配は全くの予想外れ、会場へ入るといつもと違った活気が溢れていました。


 今朝の講話者は1000回を記念して、当地にとりわけ縁の深い倫理研究所の名誉研究員という称号を受けられている松丸 靖先生。先生をお呼びしたのはこの湘南の地にある単会の会員さんにとって特別な存在であるからで、その「特別」はこの後、ご説明させていただきます。


 松丸先生のマナーは「きちっとしたレジメを作成する」ということだそうだが、今朝もわかりやすく纏められた講話の要旨は話を聞いた後に読んでも色あせないばかりか、より一層深い理解の領域にいざなう力を秘めているようだ。

満杯の会場その1

満杯の会場その2


1.歩み来し道

  50年前、ご自身が25歳の時、尼崎から平塚の八幡工業団地にあった関西ペイントの中央研究所の研究員として転勤して来られた。塗料会社であるからケミカルが専門であり、その時まで倫理という意味はともかく倫理という言葉の存在すら知らない化学バカでしたと話されました。倫理との遭遇は、取引先の千葉市川市にある会社の社長から送られてきた【新世】(雑誌)だったとのこと。そこにはいわゆる「素晴らしい教え」が
 書かれていた。それを毎月送ってもらうように頼み、5年間それを勉強されたが、これは実行の伴わない知識だけの勉強であって、実践が伴わないので、何も身に付いていないことに愕然とし、昭和44年(1972)11月27日の夜、妻に向かって、「早起きして、本気になって倫理の勉強をする」と宣言した。妻はそれを聞いて、「何年続きますかね?」と冷ややかな目を送ってきた。それに対して、自分は「始めた以上は絶対に止めない」と返したと仰った。これが、倫理との出会いに関する一連の流れである。成功する絶対条件に今日のテーマである「終始一貫やってやってやり抜く」という言葉があるが、当時は未だその言葉を知りませんでしたと述べられた。



2.成功者と失敗者の違い
  
 純粋倫理とは大自然の法則・宇宙の摂理から生まれた人の生き方の筋道であり、人・物・事象に対する人の心の在り方である。
  ある時、倫理法人会の会員で若い経営者の一人に「倫理・家庭・会社」の関係を聞いてみたところ、その方の答えは「倫理は倫理、家庭は家庭、会社は会社」という答えが返ってきた。実はそうではなくて、私はこれは「三位一体」であると思っています。



 理想はこの三つを一体にすることであるが、少なくとも重なり合う部分を造り、それを大きくしていくという動きが望まれる。天下国家は一日では成立しないが、先ず身を修める、次に家を整え、その上で国が治まり、社会、世の中を平和にしていくという順序がある。これが、中国の古典「大学」に示されている「修身斉家治国平天下」という言葉の意味である。

 会社を今以上に発展させたいと思うならば、先ずは身近なことから取り組むべきである。奇しくも「今週の倫理」908号には先を見るにはまず足元を見よと、すぐにできる小さなことから始めること、今を生きることの重要性が書かれている。「万人幸福の栞」第3条には「終始一貫は成功の秘訣」とあるが、自分自身やってみてその通りだと思っている。さらに13条の「反始慎終」には「・・・・これができないのは皆本を忘れているからである」と書かれている。本とは初心であり、親であり祖先であり、人から受けた有形無形の恩である。恩とは「恵みである」と感じる心、有難うございましたと感謝の気持ちであり、その認識のレヴェルが人の器の大小である。恩知らずは世に云う立派な人になったためしがない。

3.成功への道行


 成功への道行と云うテーマであるが、自分は次の4つが大事だと思っています。先ず、

 1.決心は区部の成就
   接心した物事に、大小とか易しい難しいというようなものは無く、
   肚が決まっているかどうかであると丸山敏雄創始者は述べられている。

 2.初心忘れるべからず
   創業の時の意気込みやお世話になった人たちへの恩を忘れるから成功しない。
   小さな成功に奢らず、常に謙虚さを持って世の中に臨むことが大切

 3.小さなことの積み重ね 一日一回繰り返す
   先ばかり視ずに、足元を今を先ず認識することが大切で、どんな小さい事でも
   コツコツと積み上げて行けば、それは楽でもあり効果的である。二宮尊徳翁の
   言葉を借りれば[積小為大」という事である。ゴルフのスイングの練習などは
   正にこの世界であると、私ごとながら、友人各位にお贈りしたい。

 4.終始一貫 これが成功の秘訣
   成功の方程式は次のようになっている

   縁(えにし) ⇒得る ⇒活かす ⇒続ける(その間、所信・恩・生命源を
                        忘れない)

最後に心すべき事柄として以下の5項目が書かれておりました。

 1.決め事を守れる人間になること
 2.創業者、親祖先を大切にすること
 3.夫婦仲良くすること
 4.顧客を大切にすること
 5.我が仕事を天職と喜働に徹すること

茅ヶ崎倫理法人会の将来の為に「当たり前のことを当たり前にに自分自身がやり、次の10年、20年へと歩み続けて行って欲しい」そして「よろしくお願いします」と結ばれました。 感謝


 主催者として来場した倫友の皆様に茅ヶ崎市の倫理法人会の生い立ちを話しする朝倉会長。17年前に入会し、朝礼を取り入れたことまではよかったが、それが契機で、創業以来のスタッフが次々と三名辞めて行った話。倫理指導を受けた松丸先生との思い出が多く、人一倍今回の記念講演にも思い入れが強かったようです。

茅ヶ崎の現相談役大森猛さん。当会の顔であることは
誰の目にも明らか。この方の影響力は大きい。

平成元年に平塚市準倫理法人会として発足以来の会員である
森田 勇 氏。最近は耳が遠くなって、と云って会場へ来られる
事も少なくなったが、今朝は元気な姿を拝見出来た。

当会の新しい役員として会の円滑な運営に尽力いただいている
照井 栄喜 さん。やはりこの方を観ていると「倫理へ入る人は
入るべくして入る」と改めて感じますね。


準会員の河野さん。応援団でもある。期間レンタル移籍を
樋口会長にお願いしましたが、拒否されました。


逗子葉山の竹田会長

横浜市中央の萩野・高橋幹事

湘南副地区長の関さん。松丸先生を迎えに行くはずが
寝坊して行けなくなってご迷惑を掛けたことがありましたと
思い出話をされました

皆さんの感想を聴かれている松丸先生の表情が
印象的ですが、横の御二人の笑顔も最高

皆さんにお礼を言われる松丸 靖 名誉研究員
            
横浜中央の村瀬幹事。今年は広報委員会副委員長
で活躍中
横浜中央の盟主田村さん。県の研修委員長として
倫理の普及に尽力されている
大森夫人は欠かせぬ幹事さん、何時もテーブルの
花を準備して頂いております。
横浜市の樋口会長。ひときわ輝いております



  全員で、写真を撮りました。参加者は51名でしたが、写真に入られたのはこの人数です。
  皆様 有難うございました。

 








4 件のコメント:

  1. 茅ヶ崎市倫理法人会経営者モーニングセミナー1,000回記念おめでとうございます。
    講演のテーマ「終始一貫は成功の秘訣」まさに御目出度い1,000回記念ふさわしい講話でした。私も続ける事が変えがたい力となることと思います。学ばせて頂きました。紅白饅頭美味しかったです。

    樋口俊雄

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  2. 沢山の方に来て頂いたので、我々には回って来ませんでした。弘栄堂さんの入魂の一品でした!

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  3. ここへコメントを書く

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  4. 太田さん、ブログ楽しく拝見しました。毎回MSで、カメラと講話の内容を書き留められて、それを6年以上継続されて、頑張ってらっしゃるのは、ホントに素晴らしいですね。
    茅ヶ崎市の皆様、1000回おめでとうございました。それに相応しい松丸先生のお話、とても解りやすく、又太田さんのブログを読まさせて頂き再確認できました。
    茅ヶ崎市応援団ですが、レンタル移籍は今の所難しいかなあ?太田さん次回もブログ楽しみです。

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