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2015年4月26日日曜日

日本と中国の関係について  加藤 寛 氏 茅ヶ崎市倫理法人会会員 平和防災(株)代表取締役


日本人の心の豊かさ、優しさは民族固有のものだ!
     昔から優しくて平和的な民族、それが日本人!


 今朝は当会の会員でいわゆる中国通の加藤 寛さんをお迎えして、やはりテーマは「中国」。1948年生まれと云われるから正に団塊の世代。大学を卒業されて6年間サラリーマン生活を送られたのち、29歳で起業された。茅ヶ崎市日中友好協会の会長で、この会は昭和59年に百数十名でスタートしたが、設立30年後の今日では会員も数十人と云うところで、一時期生産拠点を中国へ持って行きたいとか或いはビジネスの可能性を見つけて日本国中がなびいた時代とは雲泥の差があると話された。

 そもそも加藤氏が中国との関わりをもたれるようになったのは「中国から家族で日本に出てきたが、身寄りも住むところもなく途方に暮れていた中国人家族を助けた事」が縁でしたとお話になったが、詳細は話されなかった。多分、俗に言う「鶴の恩返し」的な背景が在ったようです。

 こうして始った中国との縁で日本企業を天津市に紹介するという「架け橋」ビジネスが始まったということであったが、大小色々と日本企業を紹介するが、例えば大手のデベロッパーによるフランチャイズビジネスを持ち込むという商談も中国側に「フランチャイズ」という概念がなく破談となるなど、実績は中々積み上がらなかった。そうこうするうちに日本料理店を天津市に出すというプロジェクトが契約書を交わしたにもかかわらず、テナント料が高過ぎて破談になる。それならば自分がと云う事で肩代わり経営に乗り出したところ一号店、二号店までは良かったが、三号店の時例の領土問題(尖閣諸島)が持ち上がり、日本バッシングとさらに習政権の「腐敗防止令」で追い打ちを掛けられて苦境に陥る。習政権は政治・官僚の世界の徹底的な民主化政策の下で、大から小まで徹底的に調べ中国社会にはびこった「わいろ体質」を撲滅しようとしている。従って、ここのところ「自殺者」が急増しているとの事。

 中国には公共料金と云うモノが無いそうだが、それは官僚の利権体質構造にあるという。企業によっても、個人によってもそれが異なるというのが常識の世界。「机の上で10%、机の下で90%と云われる「利権体質」はがはびこっている。どんなプロジェクトにも「口利き役」という者が付いてくる。それは上前を撥ねるための「利権」の行使が付いてくるということである。

 中国の識者の中には「中国があらゆる分野で日本に追いつくまでに少なくとも50年から100年掛かる」ということが、「常識」である。

会員スピーチを聴かれる加藤 寛 講師


 最後に、中国についての詩の所見は;
  1.中国には「中小企業」がなく「国営」が大半。従って創造的な
    モノづくり、発想がなく、他力本願で「早い者勝ち」の体質しか
    持ち合わせていないので、革新的なものは生まれない

  2.歴史(文化・文明・政治)が破壊の歴史であり、過去の遺産が
    何一つ残らない。例えば、60年前に共産党政権が生まれた時、
    過去を全否定し、あらゆるものを捨ててしまった。残っているのは
    明時代のものばかりで、それ以降のモノはすべて破壊、撲滅されて
    跡形もない。4000年の歴史は「誇大広告」と云わざるを得ない。

  3.ただ、若い世代に「向学心」の旺盛なグループがおり、諸外国へ
    出て、勉強し、先進技術・文化を中国に持ち帰り、中国の新しい
    希望をもたらしている。また天津市には天津外語大学というものがあり、
    自分もそこの非常勤講師を務め手居るが、日本語を学ぶ生徒が
    1,200名も居る。

 中国が固有に持つ悩みを話しながら、わが日本民族の素晴らしさを対比させて最後にまとめて頂いた何とも力がわき出るお話を早朝から聴かせて頂きました。有難うございました。

【朝礼実演の賛助の会
 代表古知屋氏に記念アルバムを贈呈】

先週の倫理経営講演会で「活力朝礼」の実演を御願いした
賛助の会代表の古知屋氏に下の記念アルバムが贈呈されました。

基本形に独自の「体操」を加え、オリジナリティーが発揮された朝礼の実演でした。


【入会式】
 
 かねてより入会をお勧めしていた(有)イヌヰ熊澤商店の熊澤孝浩氏が先般の倫理経営講演会で入会を決断、目出度く会員になって頂きました。今朝はその入会式、若者の初々しさと、
挨拶に会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こりました。
会員バッジが熊澤さんの胸に

 毎週一人ずつですが、新しい会員さんが増え始め、茅ヶ崎市倫理法人会にも新しい風が吹き始めました。会員の皆様、そして入会をお考えの皆様、是非、毎週水曜日朝6時のモーニングセミナーにお越しください。

3 件のコメント:

  1. 太田 憲秀2015年4月26日 6:54

    中国4000年の歴史は破壊のための「破壊」の歴史であり、創造性に欠ける。それは国そのものが変わるので、すべてが一から始まる。その歴史は長い目で見れば、今の政権にも当てはまることである。従って、中国の永遠の発展成長は?であるというのが一般的な見方であろう。それに比べて、わが日本は?・・・・がんばれニッポン!

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  2. 中国のすべてを固定観念で、嫌いと捉えることは良くないことだと教えられました。大切な隣国、仲良く付き合いたいものですね。お話しから加藤 寛様の、とても温かいお人柄が印象に残りました。またお話を聞かせて下さい。ほんとにありがとうございました

    とっても若い熊澤孝浩さんが仲間に加わって、平均年齢を下げて頂き、全体に元気が出てきます。ぜひ現役の皆様からの絶大なバックアップをお願いします(^^)/

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    1. 太田 憲秀2015年4月27日 11:25

      照井さん、ありがとうございます。貴殿に熊澤さんそして三ツ谷さん。こういう方に本気になって会を引っ張って頂けるようにサポートして行きたいと思っております。

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